
今、看護をめぐる社会的情勢は大きな変動を見せています。自分を実現するために健康であることは必要不可欠として、高い水準の健康を求める認識が人々のライフスタイルの中に浸透してきました。健康の維持・促進は地域社会においても極めて重要な課題となっています。医療は時代のニーズに対応して複雑に先進分化し急速な高度化・多様化の様相を示しています。
このような社会の動きの中で看護はさまざまな健康状態にある人々のケアに対応する専門職として、活動分野の拡大や発展が期待されています。「社会の要請に応えうるよき医療人の育成」という医学部の教育理念の基に、看護学科では変化し進歩し続ける健康へのニーズや医療に対応できる、高い看護実践能力をもつ看護職者の育成を目指します。質の高い看護を探求し、人々に提供するためには、科学的に裏打ちされた知から技への転換を通して看護実践能力の育成を図り、その向上に向け生涯にわたり学び続けていく力が求められています。また、医療の現場は想像以上に人間性が試される場でもあります。人々の痛みや苦しみを想像し寄り添うことも必要とされます。豊かな感性と人間性を育み、成熟させていくことも大切な教育課題となります。
看護学科での4年間の特徴ある看護教育課程は、これらの基礎的能力を獲得するために構築されています。この佐賀大学での多くの出会いや体験を通して、看護学を学ぶことの楽しさに触れ、大事なことを学び、看護職者として成長していく糧にされることを期待しています。看護学科は看護の発展に貢献できる人材の育成にむけ弛むことなく努力を続けます。