病因病態科学講座に加藤省一教授が就任
2024年09月26日
ご挨拶
2024年9月1日付で、病因病態科学講座、診断病理学分野教授を拝命しました、加藤省一と申します。この度は縁あって、佐賀大学の一員になれましたことを大変光栄に存じます。
病理診断は医療の礎であり、佐賀大学は、病理診断におきましても佐賀県の要といえます。
私は2002年に名古屋大学医学部を卒業し、研修ののち、同学附属病院、愛知県がんセンターや藤田医科大学に所属し、病理診断を行って参りました。佐賀大学で培われてきた診断病理の伝統を大事にし、今までの知見をもとにさらに質の高いものに発展できるようにしたく存じます。
若手病理医育成におきまして、佐賀大学では全臓器にわたり偏りなく病理診断する機会があり、免疫染色のための抗体もそろっており、理想的な環境と思います。
佐賀大学とともに県内の基幹病院との連携を密にしながら、臨床医としての自覚を持った若手病理医を育てることで、佐賀県の医療の発展に寄与できればと存じます。
研究におきましては、主にリンパ腫の臨床病理学的研究とともに、他分野の先生方と様々な共同研究を行ってきました。
当学におきましても、様々な分野の先生方と共同研究を行い、病理学的解析を通じて貢献したく存じます。佐賀大学で病理医を育て、次の時代を見据えた病理診断、研究を行い、世界に発信できるよう尽力いたします。
今後ともご指導、ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。