整形外科学講座に森本 忠嗣 教授が就任
2025年07月28日

ご挨拶
2025年5月1日付で、佐賀大学整形外科学講座の第4代教授に就任いたしました森本忠嗣と申します。福岡県飯塚市の出身で、1992年に佐賀医科大学(現・佐賀大学医学部)に入学いたしました。佐賀の豊かな自然や、“葉隠”の精神を受け継ぐ実直で温かい人々との出会いを通じて、佐賀という土地を心から好きになりました。なにより、医師になるという夢を叶えてくれた母校への強い愛着があり、1998年に佐賀大学整形外科へ入局して以来、佐賀を拠点に研鑽を積んでまいりました。
当講座は渡辺先生(初代教授)が黎明期の礎を築かれ、続く佛淵先生(第二代)、馬渡先生(第三代)が、ご専門の股関節外科を中心に発展させ、全国屈指の“関節外科センター”として高く評価されるまでに至りました。私は脊椎外科を専門とし低侵襲脊椎手術の実践・普及と技術開発に力を注いでいます。また、教育による人材育成こそが最重要の基盤と考え、本学の理念である「良き医療人の育成」を重視しています。研究では、抗菌インプラントの開発、バイオメカニクス、骨代謝、疫学研究などに取り組んでおり、今後も佐賀大学内外と連携を深め、より学際的研究を推進してまいります。
佐賀県整形外科医療の「最後の砦」として信頼され、患者さんにとって安心でき、医師にとっても魅力的な医療機関を目指してまいります。今後とも宜しくお願いします。