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国際保健看護学領域

What’s new!

[2022/04/28]新地浩一教授は、令和4年3月末をもって退任いたしました。当面の間は、先進健康科学研究科(修士課程)の「国際看護学概論」および看護学科の「国際保健看護論」、「災害看護論」などの科目の教育は、非常勤講師として担当いたします。
[2021/02/18]令和2年度は、4年生6名が、国際保健看護学領域の卒業研究を選択して、「日本における外国人に対する救急医療の現状と課題」や「外国人看護師と日本人看護師の協働の現状と課題」などの研究テーマで学び、卒業論文を完成しました。また、第2回グローバルヘルス合同学会2020においては、大学院の修了生が、「国際緊急援助活動における外科系看護師の役割」および「スリランカにおける海外医療協力活動について」の演題で学会発表を行いました。このような国際看護学領域の実践的な教育や研究に力を入れています。
[2019/10/01]令和元年度は、7/16-7/23の8日間、台湾・輔仁大学看護学部からの交換留学生4名を佐賀大学および医学部附属病院に受け入れました。また、佐賀大学から4名の看護学生を8/19-8/26の8日間、輔仁大学および関連病院に派遣しました。両国の学生は、異文化における医療や看護の実際を学び、有意義な交換留学の経験をして無事帰国しました。
[2018/01/16]客員研究員の石橋秋奈さんが、ブラジルのベレンにあるアマゾネス病院に2年間の予定で派遣されました。病院の看護部で、看護管理などの業務支援活動を行う予定です。また、客員研究員の田中沙恵さんは、フィリピンのボホール島の保健所にて、母子保健や家族計画などの公衆衛生的な活動を実施中です。佐賀大学の卒業生が、海外で看護職として活躍しています。
[2018/01/04]客員研究員の松永妃都美さんが、2017 Asian Society of Human Services Congress in Busan において、Best Paper Award を受賞しました。また、新地浩一教授が、平成29年度医学部長賞(教育部門)を受賞しました。
[2017/05/01]2017年3月に、修士課程1名、博士課程1名の大学院生が、学位を取得して卒業しました。4月には、修士課程1名、研究生1名の入学者、および新たに客員研究員1名を迎えました。卒業生は、国内外の大学や臨床現場で、活躍中です。新たな気持ちで、教育・研究に取り組んでいます。
[2016/08/19]8/4-8/10の期間に、大学院博士課程の秋永和之君と修士課程の石橋秋奈さんが、パラオ共和国において医療協力活動を行いました。諸外国の医療チームと協働して、国際看護活動を実施しました。

領域紹介

国際保健看護学領域は、2003年4月に創設されました。国際的に活躍する看護職者の人材育成を目指すとともに、国際保健および国際看護に関する教育や研究を実施しています。また、国際緊急援助をふくむ災害医療・災害看護の教育や研究にも力を入れています。

統合実習(国際・災害災害看護コース)におけるDoctor Helicopterでの研修
統合実習(国際看護・災害看護コース)
(国際緊急医療援助活動に関するシミュレーション演習)

教育目標は3項目です。

  • 国際医療協力分野で活躍する看護職の人材育成
  • 国際看護および災害看護に関心のある学生への教育
  • 国際看護学および災害看護学の発展に貢献する研究者の育成

大学院教育のカリキュラムは、「国際看護学特論」「実践課題演習」「看護学特別研究」などから構成されています。学外での活動としては、国際医療協力プロジェクトへの支援活動(Pacific Partnershipへの参加など)を実施しています。2015-2016年度は、フィリピンおよびパラオにおいて、公衆衛生看護活動や現地の国立病院における手術支援活動などを実施しました。2011年3月~4月には、東日本大震災の緊急医療支援活動に、研究室から医師2名・看護師1名がDMATや「こころのケアチーム」で参加しました。2016年5月には、熊本地震による災害に対して、研究室から5名の看護師・保健師が災害時支援活動に従事しました。

新地教授の主な経歴

  • 1998年11月 ホンジュラス国際緊急医療援助隊参加 (Triage Officer)
  • 2002年 8月 自衛隊別府病院内科部長、副院長
  • 2005年 1月 佐賀大学医学部・国際保健看護学分野教授および大学院医学系研究科教授 (総合支援医科学コース)